シエナ・荻原氏による上越市レッスン会

2014年9月13日、新潟県上越市の直江津中学校にてダイナスティ・ジャパン協賛によるパーカッション・レッスン会をやらせていただきました。

中学生4名のグループ1コマ、高校生4名のグローブ1コマ、市民吹奏楽団の4名が2コマ。
グループレッスンだと、1コマ70分というのはあっという間に過ぎてしまいますね。

学校の音楽室と吹奏楽部の楽器を提供していただいたおかげで、クラッシックパーカッションからドラムセット、ラテンパーカッションに至るまで、全ての楽器を使用できたのは幸いでした。

まず中学生のグループは、ラテンパーカッションの奏法について一つ一つ解説し、皆で実践。
ギロ、シェーカー、マラカス、アゴゴベル、カウベル等、簡単に見えて実はそれぞれに細かい奏法があり、知ると知らないでは大違い。
ボンゴやコンガに至っては特に難しい基本奏法がありますが、それを知るとやはりせっかくなら出来るようになりたいという欲が出て、皆さん夢中でマスターしようと頑張っていました。

さて次は高校生のグループ。
持ってきた曲はかの有名な「大地の鼓動」。
しかし、1人は打楽器の団員で、他は別の楽器の奏者達で、そのメンバーでコンテストに出場するのだそう。
しかも、なんと楽譜をもらったばかりでほぼ初見、という状況。要するに1人を除いて皆全くの初心者!
短い時間の中でどうしろと?!
しかし、普段管楽器で歌うことには慣れていてある程度の音楽的素養があるため、基本的な奏法をすぐには身につけられないものの、すぐに歌いたい方向には持っていける。
やはり楽器の習得というのは、基本奏法の訓練だけでなく、音楽的感性を養うことがとても大事であるということが実感できました。

さて、最後は市民吹奏楽団で演奏している大人の皆さん。

ティンパニ、合わせシンバル、コンガ、ボンゴ、タンバリン等、以外と小技がたくさんある楽器。
普段サラッと弾いているとはいえ、それぞれ疑問や悩みを抱えていることがあるようで、それに答えながらのレッスンでした。

イノベィティブ・パーカッションのマレットを多数展示し、試奏タイムを設定。
皆さん熱心にいろんなマレットを試していました。普段は楽器を使っての試奏というのは出来ないですからね。
しっかりとした重みを利用し易いティンパニマレットやハッキリした音色のシロフォンマレット、美しい音色のグロッケンマレット等が特に人気だったようです。

プロ演奏家が近くに居ない地域の皆さんは、レッスンを受けるチャンスに恵まれず、悩みを解決出来ずにいるケースが多いようです。
また、ラテンパーカッションの楽譜の多くはそのまま弾くのではなく、あくまでも目安として捉え、そのジャンルに適したパターンを基調にして弾くのが良いと 思いますが、そういうことに気付けないで書いてあるままの音形を弾いてしまったりしているケースがとても多く見受けられたり。
音楽的表現というのは本来自由ですから、現状でもダメというわけではありませんが、もっと楽しく演奏できるヒントを知ることはとても有意義なのではないかと思います。

荻原松美 公式ウェブサイト